江戸時代から続く温泉の宝庫、大崎鳴子の隠れた秘湯から日帰り温泉まで温泉百湯を訪ね紹介します
江戸時代に発行された「諸国温泉効能鑑」という全国の温泉番付表で東前頭二十四枚目ニランキングされていたのが川渡温泉です。鳴子温泉峡の中でも一番江合川の下流にありますが昔から「脚気川渡」といわれるくらい脚気に良く効く温泉として番付に載っていたと思われます、現代も国道47号の旧道沿いに並ぶ温泉街は湯治場として繁盛した戦後の賑わいを彷彿させています
川渡温泉の近く江合川の川岸に春になると菜の花が一斉に咲きますがこれは温泉組合の人々が川渡を訪れるお客様にやすらぎの心を持っていただきたいという願いを込めた花畑になっているのです。
鳴子温泉中心から国道108号を走り鳴子ダム脇のくねくねしたカーブを抜けて走ると鬼首高原が眼の前に見えてくる 近くの荒雄岳・禿岳の稜線は素晴らしく美しい 古代の戦場跡といわれる所には征夷大将軍坂之上田村麻呂が鬼と呼ばれる武士と戦い大武丸の首を刎ねたら飛んできて落ちたところから鬼首の名がついたといわれている
荒雄だけは今も亜硫酸ガスが噴出す活火山で麓にある吹上には5分間隔で6〜7メートルの高さに湯柱をあげる間欠泉があり観光客を喜ばせる鬼首には自炊宿の神滝温泉、眼病に効く轟温泉や宮沢温泉などがあります、これらの中の宿には露天風呂つきの入浴だけ出来る温泉もあります
鳴子温泉郷の中でもっとも山形寄りで国道47号の県境に立ち並ぶのが中山平温泉です 鳴子温泉郷の中では一番の湧出量を誇っています 開湯は元和年間で大沼弥右衛門という人物によって発見されたといわれている 泉質は単純泉と硫黄泉に分かれていますがどちらも皮膚病によく効き美肌効果も高い 蛇の噛み傷に効く温泉「蛇の湯」、「龍の湯」「星の湯」とそれぞれに効能が違うので 湯治で滞在中のお客は手ぬぐい持参でこれらの湯宿をはしごしている姿も見かけられる 鳴子温泉中央のような賑やかさがない分ゆっくりお湯を楽しむのには最高の温泉といえるでしょう